8月3日NHKホールで行われた「第51回思い出のメロディー」を観に行きました。今年は録画で、本放送は8月17日の放送でした。ネタバレするのもいかがなものかと思ったので本放送が終わった時点で私なりの感想を報告したいと思います。


まずは、座席指定を貰うため並ぶ
はがきと座席指定券と引換えする為、NHKホールまで行って並ぶ。今年は、NHKホールへ行く前に用事があったのと、なんか今年は期待値が低かったので「2階、3階席でもいいわ」というのもあり少し遅めに行きました。


今年の座席は?
今年の座席は・・・。

あらら、2階席。 久しぶりの2階席だわ!
でも、前方中央の席だからステージ全体が見渡せて観やすい。その前の席は、プレス向けの席だった。
座席指定券と交換したので、いったんホテルへ帰る。

今年の司会は・・・。
開場が午後6時、開演が午後7時なので、再びNHKホールに向かう。パンフレットとアンケートを貰い会場に入る。

パンフレットというか、はがきに印刷しただけの物でした。
時間になり、ディレクターからの演出の協力、拍手の練習、注意事項の説明があり、そして今年の司会者の紹介があった。今年は
東山紀之・小野文恵アナウンサー
去年は、奥さんの木村佳乃が司会を務めた。
そして、いよいよ番組スタート!
出演者(出演順)
氷川きよし「TOKIO」
↓
晃(フィンガー5)「学園天国」
↓
円広志「夢想花」声も出てて、うまい!
↓
城みちる「イルカにのった少年」ホントにイルカに乗った(笑)
↓
西城秀樹「ブルースカイブルー」過去のVTRより いい歌だね!
↓
森昌子「おかあさん」残念ながら今年で引退
「越冬つばめ」作曲は円広志
↓
ジェジュン「愛燦燦」
↓
丘みどり「関東春雨傘」
↓
島津亜矢「I WILL ALWAYS LOVE YOU」島津亜矢の持ち歌が聞きたい!
↓
五木ひろし・鶴岡雅義と純烈ロマンチカ「君は心の妻だから」
純烈ロマンチカってなに?
↓
天童よしみ「姿三四郎」なぜか、藤岡弘が後ろにいたよ!
↓
上条恒彦「出発の歌」上条恒彦変わらないね
↓
二葉百合子「岸壁の母」待ってました!御年88歳すごいよ!
↓
小林幸子「もしかして」巨大衣装で登場!
↓
大竹しのぶ「ヨイトマケの唄」VTR出演
↓
最後はジャニーズ特集
「ブルドック」
↓
「アンダルシアに憧れて」「君だけに」「仮面舞踏会」東山紀之
終了
やっぱり予想通りの・・・。
それでは、私の感想です。正直に言います!
「つまらなかったです!」
もっと言います。
今までの「思い出のメロディー」の中で一番つまらなかったです。
これは、前にも書いたように予想はしていたんですが、残念ながらその通りになりました。
つまらなかった原因は?
私が思った、つまらなかった原因?をいくつか上げてみたいと思います。
1 放送時間の短縮
去年までは2時間30分だったのが、今年は1時間20分と大幅に時間が短縮になりました。(当然、途中のニュース中断もありません)もう、この時点で期待感半減ですわ!夏に送る大型音楽番組がこれではダメでしょう。
2 司会者の選択
去年は、氷川きよし・木村佳乃・高瀬耕造アナウンサーで、タレント+NHKアナウンサーという形で最近は司会をしている。今年は、東山紀之と小野文恵アナウンサー2人だった。東山紀之は、まぁ良いと思うのだが、小野文恵アナウンサーはどうしても「鶴瓶の家族に乾杯」「ためしてガッテン」のイメージか強く歌番組の司会は少し違う感じがした。
3 「うたコン」の延長線上
まず、一番感じたのが
「これって、うたコンじゃん!」
でした。
司会者の後ろに出演者が並んで座っていて、舞台のセットも変わらず、ましてや放送時間も一緒で全体の流れが「うたコン」と似ていた。そして、なぜか「うたコン」で常連の丘みどり、純烈が出演。「思い出のメロディー」まで出演させなければならないのだろうか?
4 録画放送でもいいのだが・・・。
今回も録画(収録)だったのだが、とくに今回はいかにも編集ありの進行で観てる側も盛り上がりと緊張感に欠けた。いままでの録画は、一応生放送にかなり近い進行で変な間も無く、「生放送?」と思うぐらいの進行で録画といえ盛り上がりと緊張感はそれなりにあったのだが・・・。
5 ご本人が歌ってない!
これも「うたコン」の延長線上とかぶるが、ご本人ではなく丘みどり、純烈、氷川きよし、ジェジュン、島津亜矢が変わって歌っていた。これも「うたコン」得意のやり方で、特に今回は多かった。島津亜矢なんか「歌怪獣」とか最近言われているけど、とっくの昔から彼女の歌唱力は抜群だった。何を今さら周りは言っているのだろうか。失礼だと思う。もっと言えば彼女こそ他人の歌ではなく、持ち歌を歌って欲しいのである。
他の歌手が歌うなとは言わないし、ご本人さんの年齢の問題もあるのかもしれないし、亡くなってしまった人はしょうがないけど、やはり「思い出のメロディー」はご本人がステージに立って歌うという所に醍醐味があるのではないか。
6 演奏が変わった
今回は、長年「思い出のメロディー」の演奏(バンド)をやってきた「三原綱木とザ・ニューブリード・東京放送管弦楽団」ではなかった。(第45回も、なぜか千住明が担当)これの影響は大きいですよ。「三原綱木とザ・ニューブリード・東京放送管弦楽団」は「思い出のメロディー」だけではなく「うたコン」の前の番組「歌謡コンサート」「紅白歌合戦」などを長年NHKの音楽番組の演奏してきた。民放だと「夜のヒットスタジオ」や、ものまね番組の演奏をしていたね。
今回の「思い出のメロディー」も現在の「うたコン」の演奏も
「三原綱木とザ・ニューブリード・東京放送管弦楽団」の方が遥かに上である。
迫力はもちろん、編曲がうまいんだよね。聞いていて気持ちイイ!
なんで「思い出のメロディー」の演奏までもを変えてしまうんだ!ヒドイ!
他にも原因が
今回の「思い出のメロディー」は、やっぱり「うたコン」の延長線上、スペシャル版と言ってもいい内容でした。時間短縮になったり、それこそ出演者も「うたコン」おなじみメンバーの丘みどり、純烈、氷川きよし・・・。毎回、氷川きよしを使うのもどうか思う。今回は沢田研二の歌を歌うのでお化粧バリバリだったが、なんかそれだけではないような・・・。どうも路線を変えた?見たいなので「ミュージックステーション」あたりに出てもらう方がいいみたいね。
あと、放送を見て初めて知ったのだが、大竹しのぶなんか別格扱い!(別撮りしてたのね)「SONGS」みたいな演出で「ヨイトマケの唄」を歌っていたが、これって去年、美輪明宏ご本人が歌っていたよね(ちなみに、この時も別撮りだった)また、リクエストが多かったということで、西城秀樹の「ブルースカイブルー」の過去のVTRを流したが、これも去年、野口五郎が歌いすばらしいステージを観せてくれた。
ただ、同じ歌を2年続けてはどうなんでしょう。
また、事務所の社長さんが亡くなったから?なのか「思い出のメロディー」でジャニーズ特集はどうなのか。やるにしても今じゃないと思うし「うたコン」や別の番組でやるのが正解だと思う。だけど「第38の思い出のメロディー」にフォーリーブスが出演して「ブルドック」「地球はひとつ」を歌ったが、やってもここまでだと思う。ちなみに、この回も当選して観に行った。この回は生放送だった。
ジャニーズ特集をやるぐらいなら、今年で引退で「紅白歌合戦」にも出演しない、森昌子をもっと特集してやった方がよかったのではないか?円広志も出演していて、円広志が作曲した(この時の作曲名は本名の篠原義彦だった)「越冬つばめ」と「おかあさん」を歌ったが、これだけでは寂しい。
悪い事ばかりではない
悪い事ばかり書いてもあれなので、良い事も書いときます。まず、私の好きな円広志が久しぶりにNHKで「夢想花」を歌ってくれた。前にも書いたが円広志は「夢想花」の他にも、いい歌あるんですよ。今度は「わが心の大阪メロディー」に出演してもらい、私の好きな曲「風のアルペジオ」を歌って欲しいね。この歌、いい歌なんだよね。名曲です!リクエストしても全然採用されない!(怒)
そして、なんと言っても二葉百合子「岸壁の母」ですよ。御年88歳!とにかく凄いのひとことです。声なんか問題なく、バッチリ出てた。いや~感動しました。
舞鶴に行きたくなったぞ。
今回の「思い出のメロディー」に、この二人が出演してくれたのが救いでした。
あと、城みちるが横浜の八景島シーパラダイスからイルカのショーをバックに「イルカにのった少年」を歌って本人もイルカに乗った!この企画おもしろくて良かったんだが、実は何年か前の「歌謡コンサート」でもやったんだよね。この時は、本人は歌だけでイルカには乗らなかったんだけど、なんと言ってもイルカのショーのお姉さんが可愛かったのが凄く印象に残っていて、今回も同じお姉さんが出てたよ。可愛かったな。今度、八景島シーパラダイス行ってみよう!会えるよね(^^♪
こういう番組があってもいい
とうとう「思い出のメロディー」も今回から方向を変え始めたんでしょうか?
現在やっている「うたコン」も前にやっていた「歌謡コンサート」の方がずっと良かったし、最近の「紅白歌合戦」も全然ダメで、もっと簡単に言えば
なんか安っぽいというか、大人っぽくないのだ。
最後の頼みの綱の「思い出のメロディー」だったが、この番組までも同じような路線を行くのか。あとはNHK-BSで放送している、「新・BS日本のうた」ぐらいがギリギリかな。
そうであれば、今すぐ止めて元に戻しなさい!
せめて「思い出のメロディー」だけは、今までやってきた形、企画でやって貰いたい。
同じような企画で、テレビ東京の「夏祭り にっぽんの歌」も今回はひどかったなぁ~。バックバンドもなかったもんな。
夏の紅白じゃない!
だいたい、いつからか「思い出のメロディー」を夏の紅白なんて言っていること自体が間違えなのだ。普通に考えて「思い出のメロディー」と「紅白歌合戦」とは、企画・内容が全然違う。去年に引き続き、今年も小林幸子のド派手な衣装が登場したが、あれは本来「紅白歌合戦」での見せ物である。
もしくは、毎週やっている「うたコン」で見せるのがいいだろう。
だって、世間では「うたコン」は、毎週観れる「紅白歌合戦」なんだって。
ホントかよ! 誰が言ってんだよ!
NHKは、ちゃんと音楽番組のジャンル分け、役割分担をした方がいい。NHKは、変に視聴率を気にしているというか、取りに行っているのが気になるのだ。実際「うたコン」の視聴率も、まぁまぁらしい。だからと言って「思い出のメロディー」まで「うたコン」「紅白歌合戦」化して視聴率なんか取りに行かなくていいのである。
だって、NHKは公共放送、受信料で成り立っているから!
NHKは視聴率なんて関係ない、無縁なのである。もっと言えばNHKは、民放が羨むほど潤沢、お金をたくさん持っているのだ。これから広まるかどうか分からない4K、8Kさらに16Kの超高画質放送の設備投資や総工費1700億円かけて渋谷にある放送センター、ホールの建て替え工事をする。それに比べれば「思い出のメロディー」の番組の予算なんて微々たるもので、なんともないはずだ。

やっぱり懐メロが聞きたい!
今回の「思い出のメロディー」もHDDに録画して、いつもなら後で何回も繰り返し観るのだが、今回は5回ほど観たぐらいだ。むしろ過去に録画した「思い出のメロディー」の方が多く観てるし、おもしろい。昔の方が、クオリティは断然高い。
51回も続いている「思い出のメロディー」もっと大事にして欲しい。スタンスの変えないブレない番組、そんな番組あってもいいし、それが出来るのはNHKしかないだろう。これこそ公共放送だと思う。
「みなさまの受信料で成り立つ公共放送」
もし、変えるんであれば昔のように大人が楽しめる、安っぽくない「思い出のメロディー」することだ。
じゃないと「NHKをぶっ壊す!」
もちろん、お客様アンケートもしっかり書きました。
