マツダ 2019年4-6月期決算 大幅減益

8月1日にマツダの2019年4-6月期(第1四半期)の連結決算の発表があったが、営業利益78.7%減の70億円と大幅な減益となった。国内販売は20.2%減で北米・中国も減で欧州だけ0.2%増。また、為替や訴訟、米国の新工場費用などの影響もあったりした。

マツダ3が売れてない?

特に国内販売の落ち込みが気になる。ここ最近のマツダは、良くなってきたデザインがいいと世間では言っているし、私の周りの人間も言っている。ジャーナリスト、評論家先生からの評価も悪くないし、中には大絶賛しているジャーナリスト、評論家先生もいる。

それなのに、意外に販売に結びついてないとなると何が原因なのだろうか?

原因は高い価格設定?

原因は、やはり車両価格ではないだろうかと思う。マツダに限った事ではないが、ここ最近車両価格が上昇している。この車両価格上昇については個人的には納得出来ないが、市場がそうなってしまったので貧乏な私がどうこう言っても、どうにでもなるわけ無いのだが、やっぱりマツダ3のCセグメントで国産で300~340万円というのは、やっぱり考えてしまう。

おそらく世間が思う、マツダのイメージは

「乗り潰すならマツダ車」「大幅値引きしてくれる」

なのである。

まだ世間では「マツダは安い!」とイメージで「マツダは高い!」ではダメなんだろう。

やはり、消費者は値上げに敏感なのである。

マツダ地獄から抜けられない

昔、マツダ車は一旦手を出すと負?のスパイラルに陥ってしまう「マツダ地獄」という言葉があった。新車で買うとき、大幅な値引きをするため3~5年後の下取りが悪くなってしまい結果、他社への乗換えが難しく他社より良い条件の下取りをしてくれるマツダで車を買うというスパイラル。

人気がない

大幅値引きする

買い替えの時、市場での人気がない為、買取・下取りが悪い

結果、乗り潰すか、他より高く下取りしてもらうマツダ車に再度乗る。

なので世間では

「乗り潰すならマツダ車」「マツダ車買うなら乗り潰す覚悟で!」

なんて言われた。

目玉はナビ付き99.8万円!のデミオ

マツダは大幅値引きをして販売していた時があった。というか、しなければ売れなかった時期があった。

週末、特に決算時期になるとマツダディーラーの折込チラシが毎週のように新聞に入っていた。とうとう新聞販売店もめんどうになったのか、ひどい時には同じ折込チラシが5枚も6枚も新聞に入っていた。

その時のチラシの目玉は、ナビ付き99.8万円のデミオだった。他の車種、プレマシーやMPVも激安だった。

ビニールデミオ

そのナビ付き99.8万円のデミオを会社のパートのおじさんが買ったのを覚えている。なんでもいいから新車で安いのはないかと探していたら、そのナビ付き99.8万円のデミオの折込チラシを見て買ったそうだ。

まさしく「乗り潰すならマツダ車」だ!

そのおじさん新車を買った割には、普段あまり乗らないらしくディーラーの営業マンからも「乗ってます?」と言われるそうで、シートに新車当時のビニールを被ったまま乗っているのはびっくりした。でも、昔こういう人いたよね。高校の国語の先生のマークⅡも卒業まで、ずっとビニール被ってたな。まぁ、理由は「汚れるから」だと思う。あと、その世代の人たちに多い「もったいない精神」みたいなのもあるのかな?なるべく新品の状態を保ちたい気持ちなんとなく分かる。私も本の折り目とか付けたくないタイプだもの。 

シートにビニールが被ったおじさんのデミオに乗せてもらったけど

ビニールの被ったシートって、おしりがツルツル滑るわ、蒸れるわで全然快適ではない!

そして、おじさんに

「なんでビニール取らないの」

って聞いたら

「汚れるから」

やっぱりそうなんだ・・・。

それからは、おじさんのデミオを私が勝手に「ビニールデミオ」と呼び、会社で会うたび

「あのビニールデミオ、シートからビニール外した?」

と私が聞くと、おじさん

「外してない!」

まるで藤子・F・不二雄のマンガ「パーマン」に出てくるサブとカバオの会話

「カバオくん、お父さんの入れ歯めっかった?」

「まだみたい」

のように挨拶してました。お互い、いい歳して発想が小学生・・・。^^;

その後、おじさんは定年で辞めましたが元気にしてるかな?そしてまだ、あの「ビニールデミオ」に乗ってるかな?

注目のエンジン発売延期

マツダ3の注目のエンジン「SKYACTIV-X」は少し遅れて10月に発売予定だったが、12月中旬に変更になった。

どうも理由は、ヨーロッパで試乗会をした所、高い評価を得て国内仕様も当初レギュラーガソリン推奨のエンジンから、ヨーロッパの使用燃料に近いハイオクガソリン推奨のエンジンへ切り替えをするそう。その為、エンジン制御や型式認定取得するのに時間がかかるそう。

ちゃんとした商品を世に出したいのはメーカーとして当たり前だが、注目のエンジン「SKYACTIV-X」は、ただでさえ10月に遅れて発売なのに、それがさらに遅れて12月中旬になったのは、販売にも影響が出るだろうし信用・信頼を失う可能性がある。

ブランドの再構築

マツダとしては、ブランドイメージの再構築・単価UPをめざして、車自体の評判もいいのだが、それがどうも販売台数に結びつかない。やはり高い価格が響いているのだろう。そして「SKYACTIV-X」の延期の問題もゼロではない。

さらにマツダは、インセンティブの抑制や価格維持の販売を継続して取り組んでいくそうだが、ブランドイメージを変える、信用・信頼を築き上げるのは、大変なことで並大抵ではないのである。

新生マツダ、まだ道半ば。今が踏ん張りどころか?