飯田線・秘境駅①中井侍駅~小和田駅
知り合いから、「青春18きっぷが、まだ4回分残っているけど、どこか行かない?」と言われ、私は「飯田線で秘境駅でどう?」ということで、すんなり決まった。
ちなみに、私は鉄道ファンの種類でいくと鉄分少なめの「駅鉄・秘境駅鉄」といったところだ。昔は、一人で東や西の秘境駅によく行った。その中のいくつかの駅は、もう無くなってしまった。ここ最近は歳をとったせいか、めっきり行ってない。あと、意外にお金掛かるのよね。
話を飯田線に戻す。実は、以前から飯田線・秘境駅の話は出ていたのだが、お互い歳のせいか行きたいんだけど口ばっかりで、休みが合わなかったりで、なかなか実行に移せなかった。なので、今回は青春18きっぷも余って、もったいないので「エイッヤー!」と重い腰を上げ、休みを合わせ念願の飯田線へ行くことにした。
まず、飯田線・秘境駅を制覇する予定を組む。秘境駅と言われる駅は6個。一応、2日休みを取ったので、ゆっくり行こうと思い久しぶりに時刻表とにらめっこ。スマホも便利だけど場合によっては、時刻表の方が見やすい時もある。すると2日かける割には、あまりにもゆっくりしすぎる。ようは、効率が良くないのである。私の組んだ予定では1日目は、良いとして2日目、2駅行くのに夕方まで掛かってしまう。(他に、もっといい案があると思います。私の頭では限界でした。)ということで、意外に効率の良い1日で制覇することにした。当然、夜は遅くなるが次の日も休みなので安心である。
秘境駅を1日で制覇するには、豊橋駅6:00ちょうどの始発に乗り、上り下りをうまく利用する「箱ダイヤ」をしなければならない。始発6:00ということは、自宅から豊橋駅まで距離があるので、前日入りした。仕事を終え一旦自宅に帰り、晩ご飯とお風呂に入ってから自宅を出発。途中の岡崎駅で知り合いと合流し豊橋駅に向かった。
ビジネスホテルに泊まろうと思ったのだが、もう寝るだけだし、しかも朝早く出発するので節約(ケチっただけ)してマンガ喫茶に泊まった。駅前にある大きなマンガ喫茶で、ごろ寝出来る個室に泊ったのだが、これがまあ眠れなかったのである。個室の隣に無料のドリンクバーが有り、使用する度にその機械音がとてつもなくうるさいのである。それが、夜中から朝までしてたのである。この時ばかりは「おい、いい加減に寝ろよ!」と言ってやろうかと思った。また、エレベーターの 「♬~階です」の音とトイレのドアの音も朝までしてた。 まあ、比較的どこでも寝れる私でも、さすがに眠れず朝までテレビとネットを見てた。知り合いも寝れなかったようで、お互い寝坊することなく5:30頃マンガ喫茶を出ることにした。マンガ喫茶を出ようとしたら、おじさんがドリンクバーのコーヒーをマイ水筒に注いでいた。「ん~どうなんでしょう?」
マンガ喫茶を出ると、外は雨。「あれ?晴れの予報だったけど・・・。」雨だわ寝れないやらで、なんかツイない。途中のコンビニで 昼ご飯を買って駅へ向かった。
ホームには、ちらほらと我々と同じ?秘境駅巡りの人や通勤通学の人がいた。
まず、最初の駅は中井侍駅。豊橋駅から2時間ほどかかる。電車に乗った瞬間、おやすみなさいでした。しばらくして中部天竜駅で目が覚め、ここからあと30分ほどで最初の駅、中井侍駅に着く。
8:19「中井侍駅」到着。駅のすぐ後ろに民家がある。これって、家の前にバス停がある、駅バージョンだよ。まさしく door to door。そして「村人発見!」おばあちゃんが、庭の手入れをしていた。
駅ノート。
中井侍駅・滞在時間約9分。次は小和田駅。
誰も、乗ってない・・・。
8:34「小和田駅」到着。秘境駅ランキング3位の駅です。1993年、皇太子様ご成婚フィーバーで注目され、雅子様(旧姓・小和田)にあやかった駅。
3県の県境。
駅の下に、民家もある。
「おじゃましま~す」
あらら・・・廃墟。



ボロボロのミゼット。昔は、車で来れたんだね。
こんな、休憩所が。
神社まで、5分だそう。 行って見る。
一応、道になってる。
やっと、着いた! 10分ぐらいかかった。
神社の周り、散策。 ボートがある。
駅に、戻る。 坂を登ると・・・。
駅舎
とても、きれいにしてある。 今も、幸せなんだろうな。
駅ノートも、しっかり管理されてる。ちゃんと机で書けるね。
なつかしい、国鉄時代のキャンペーン「DISCOVER JAPAN」いい日旅立ち。
この駅は、吊り橋が崩壊して車ではたどり着けない駅。(人が渡れる吊り橋は、あるみたい) 我々が、散策して駅に戻ると、何やら人影が見えた。すると、おじさんが1人いた。ちょっと、ビックリした。だって、この駅に降りたのは我々だけだったから。挨拶をして色々聞くと、始発で小和田駅に降りて散策をして、崩壊した吊り橋も見てきたそう。お疲れ様です。
小和田駅・滞在時間約1:30分。次は大嵐駅。
その②に続く・・・。

